【ブログ】 お家の着物を知ること
着物がわからない方の実家の着物の整理について。
お家にタンスの着物があるなら、
それが何十年も開かずのタンスとなっているのなら、
着物がわからなくてもいいのでまずは引き出しを開けて匂いを確認してください。
何年も経ってて、湿気がこもり、カビ臭い匂いを感じるかもしれません。
またツンと鼻を突く強い匂いもあります。
その場合、おそらく、中の着物の半分近くはクリーニングが必要となるかと思います。
それを全てクリーニングすることはお勧めしません。高額になります。
綺麗にクリーニングするほど大事かどうか、
着たいかどうか(リメイクしたいなども)、
家族を思い出すほどのものかどうかが大切です。
一枚一枚を見て、
「懐かしい!〇〇が着ていた!」
など思いが湧き出すことがあると思います。
この時こそ、
思い出の時間として、たとえ着物が全部ダメだったとしても、
家族と会えたようなひとときが味わえます。
取っておきたいものを選ぶには「素敵!」と思うものを。
カビていても、サイズがあわなくても、
そういう着物は心を元気にしてくれるので、
持っておきましょう。
そして、なるべく早めにクリーニングしましょう。
仕立て直しができるなら、マイサイズに変えることも。
サイズがどうすることもできなければ、
バックや日傘、ワンピースなどにリメイクを。
大事な家族の着物や帯には、
残された家族を素敵にする魅力があります。
タンスの中にほんの数枚でもいいので、見つけてみましょう。
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キモノスタジオMIFURU
古味利依子